金沢おいしい旅

【Mt.Resort 雲仙九州ホテル】宿泊記  地獄谷を望む温泉半露天風呂付き絶景客室

838 views
約18分

長崎県の「雲仙温泉」は、国立公園に指定された温泉リゾート。
湯煙がもうもうと立ち昇る雲仙地獄を眼前に建つ 「Mt.Resort 雲仙九州ホテル」 は、大正時代創業の老舗ホテルですが、2018年に建て替えリニューアルを遂げ新しく生まれ変わりました。
客室・眺望・お食事・ホスピタリティ、のすべてに於いて一流の素晴らしいお宿でした。

2023年9月の 雲仙九州ホテル テラスプレミアツイン の宿泊記です

雲仙九州ホテルの基本情報

住所 〒854-0697
長崎県雲仙市小浜町雲仙320
TEL0957-73-3234
(予約受付 9:00~17:30)
アクセス<車で>
・福岡市内から高速利用で約150分
・長崎市内から約80分
・長崎空港から約80分
・JR諫早駅から約60分
・熊本市内から高速フェリー利用で約80分
・天草鬼池港からフェリー利用で約70分
駐車場あり(無料)
チェックイン15:00
チェックアウト11:00
客室数25室
開業2018年建て替えリニューアル
公式サイトhttps://kyushuhtl.co.jp/

雲仙九州ホテルへの車でのアクセス

島原半島の中央部、標高700mの地にこんこんと湧き出る雲仙温泉。
雲仙九州ホテルへは、車でのアクセスほぼ一択になるでしょう。
piyonたちは、諫早のうなぎの老舗「福田屋」を12:30に出発→島原城を撮影したり周辺うろうろ→雲仙九州ホテル15:00着と、島原市内を経由して寄り道しながら移動したので時間がかかりました。

  • 福岡空港から約150分
  • 博多駅からから約150分
  • 長崎空港から約80分
  • 長崎駅から約80分
  • 島原城から約40分

雲仙九州ホテルの客室カテゴリー

客室+
テラス㎡
定員
テラスプレミアキングベッドダブル 3F50.67㎡+
11.31㎡
2名
テラスプレミアツイン 4・5F54.44㎡+
7.54㎡
3名
テラススイート離れA61.61㎡+
28.57㎡
4名
テラススイート離れB60.69㎡+
29.50㎡
4名
宿泊棟のテラスの下に見えるのが離れ
  • 大浴場はない
  • 温泉は源泉掛け流しではない
  • 地獄谷を望む宿泊棟(テラスプレミア)21室は、温泉半露天風呂のバスルームとテラス付きの和洋室
  • 宿泊棟3Fがキングサイズベッドのダブルルーム
  • 宿泊棟4F・5Fはセミダブルサイズのツインルーム
  • 離れは眺望よりもプライバシーを重視した地上階にあるため地獄谷を見下ろす眺望は無し
  • 離れは半露天風呂に加え露天風呂もあり
  • 離れの夕食は専用個室にて

雲仙九州ホテルとは

50年前に客室から見た目の前に広がる地獄谷の景色だけを強烈に記憶していたこのホテルが、新しく建て替えられたのを知り、もう一度この眺めを体感したくて雲仙の他のホテルと迷うことなく雲仙九州ホテルを選びました。

当時は大箱の老舗温泉旅館だったはずですが、全25室に生まれ変わり、全客室に温泉半露天風呂を備え大浴場はナシ、と大きく舵を切った思い切りの良さ。
2018年のリニューアル後のクチコミ評価も高く、張り切って予約をした2022年9月、台風でキャンセルとなり、今回ようやくのリベンジ宿泊となりました。

雲仙九州ホテルの魅力は何と言ってもまず部屋からの眺めですが、地獄谷に近いため観光客さんたちからもまぁまぁの丸見えです。
この写真の左側エレベーターに近いルームナンバー1~4あたりが眺望としては良好ですが、piyonが泊った506は木々で少し目隠しにもなっていてそれはそれで良かったなと感じました。

雲仙九州ホテルは屋外に面したテラスなどのパブリックスペースも多く、小さなお子さま連れさんには向かないようで、3連休の宿泊でしたが若いファミリー客さんはいらっしゃいませんでした。

雲仙温泉は国立公園に指定された天然温泉なので、ボーリングができません。
季節や天候により変わる湯量や湯温を調節するため、加水・加温が必要な日も多く、100%かけ流しではありません

チェックイン

くっきりとした稜線に空気の美しさを感じながら、山道をくねくねと上った先に温泉地が広がり、あちこちで立ち上る湯煙が一瞬で旅情に浸らせてくれます。
標高700mのこの地は、明治時代から避暑地として賑わった温泉リゾートとして昭和9年、瀬戸内海や霧島などとともに日本最初の国立公園に指定されました。
広い敷地にゆったりとぜいたくに建つ雲仙九州ホテルは、駐車場もたっぷりとあります。

降り出した雨の中、piyonたちとほぼ同時に到着した車がホテル前に停車するやいなやホテルマンさんが館内からサッと出て来られる、という光景に、おぉー!さすが!とまず感嘆。
この瞬間から、雲仙九州ホテルでの上質なステイが始まります。

車に乗ったまま順番を待つつもりでいたら、さらにこちらにも別の方がササっと出て来られ傘を差し出して「どうぞこちらで荷物をお預かりします」。
駐車場に車を移動後も人数分の傘を持って駆けつけてくださいました。
この一連の流れだけで、ここが一流のホテルだと認識させてくれて、このあとのチェックインからお部屋への案内までスタッフさんを変えながらの連携プレーはお見事という他ありませんでした。

まずはエントランス棟で、たくさんのスタッフさんたちに迎えられます。
スタッフさんは女性も男性も一定の年齢以上の方たちで、シニアにとっては非常に安心感がある真のホテルマンさん。
どの場面でも感じましたが、年齢とともに「慇懃無礼」を無駄に身に着けたような方は皆無で、高い意識と誇りを持ちながらも笑顔とさりげない気配りでゲストをもてなしてくれる、ホスピタリティにあふれた方たちばかりでした
素晴らしいホテルです。

建て替えられたとはいえ、老舗ホテルの伝統を感じさせる雰囲気を残すロビーでチェックイン。

島原半島産の黒糖と小浜の塩を使った甘さ控えめヴィーガン焼きドーナツと、長崎県の「そのぎ茶」とハーブのブレンドティーでほっこりしながら、館内の案内を聞き夕食・朝食の時間と朝食の和か洋かを決めます。

緑の中庭を囲む回廊を通って宿泊棟へ。
もちろん、荷物をカートに載せてお部屋まで案内してくださいます。

雲仙九州ホテルの2ヶ所あるラウンジ

2F カフェ・バー「The Mellow Ridge」

宿泊棟に2つラウンジがあります。
30室もないホテルでドリンクフリーのラウンジが2ヶ所ってすごい!!
2階のカフェ・バー「The Mellow Ridge」は、地獄谷とは反対側(ホテルの入り口側)の絹笠山を正面に望むシックなカフェ。
こちらはセルフではなく、オーダーしたドリンクをスタッフさんが作ってくれます。
スタッフさんはやはりおっちゃん(piyonより年下かもしれないが)で、プレシニアにとっては何ともくつろぎの雰囲気で落ち着きます。

「The Mellow Ridge」
カフェタイム 15:00~18:30
バータイム  20:00~22:30(L.O.22:00〉

  • オリジナルブレンドコーヒー(hot/ice)
  • カフェラテ(hot/ice)
  • カプチーノ(hot/ice)
  • キャラメルマキアート(hot/ice)
  • チョコマキアート(hot/ice)
  • アイスティー
  • アップルジュース
  • オレンジジュース
  • 生ビール(サッポロ)
  • スパークリングワイン
  • グラスワイン(白/赤)
右手の建物はレストラン棟

外には水盤のある庭園を見下ろす開放的なテラス席もあります。
正面に見える絹笠山は、健脚さんなら40分ほどで登られるとか。
山に囲まれた雲仙温泉では、山歩きを楽しむのも一興です。

9月中旬の18:30、早い時間は混んでいるということでディナーは19:00にしたお蔭で、ひと気のないテラスでロマンチックな夕暮れをひとり愉しむ、というぜいたく。

客室に上がるエレベーター前に位置しているというのも、温泉街散策のあとの休憩のお茶や、ディナーのあとのお酒など、お部屋に戻る前に気軽に立ち寄れて最高の場所でした。

屋上のラウンジ「The Roof Top Lounge」

地獄谷側と温泉街側の両方の景観を楽しめる、さらにもう一つのラウンジ「The Roof Top Lounge」が宿泊棟の屋上階にあります。

セルフのラウンジ「The Roof Top Lounge」
モーニングタイム 8:00~10:30
カフェタイム   15:00~18:30
バータイム    20:00~23:00(23:00に施錠)


506の客室から見るよりもド迫力の地獄谷の景観が圧巻です。
エレベーター寄りの501~504あたりのお部屋からはこんな眺望なんですね~。
これは雲仙九州ホテルに泊まらないと味わうことのできない特別な眺め。

潜伏したキリシタンの哀しい史実を伝える石碑と十字架が見えます。
そう、ここ雲仙地獄はキリシタン殉教の地でもあるんですね。

こちら側は、かつては欧米人の避暑地だった、という温泉リゾートらしく落ち着きと品のある温泉街と山々の景観。
マッサージチェアやミニライブラリーもあります。

完全なセルフのラウンジで、昼間はアイスコーヒー・アイスティー・オレンジジュース・アップルージュースなどとクッキー(ミレービスケット程度のもの)があります。

大人の塗り絵葉書は切手不要で2Fの木製ポストから投函できます。

奥に進むと開放的なバリを思わせる(行ったことないけど)エリアもあります。

どの席からもしっかり地獄谷が見えるように、段差が付いてます。
夕食後にお酒をいただきに行ったときは、クッキーが海老おかきに変わっていました。
アルコールはワイン・デュワーズホワイトラベル・フォアローゼズ・麦焼酎壱岐・芋焼酎赤兎馬。
他にはオレンジジュースとアップルジュース。
客室数に対してラウンジが広いので混み合うことはありませんでした。

プレミアテラスツインの客室

5階 506号室

お部屋に案内していただいてまず、広い
そしてリニューアルから5年経過しているとは思えないほど新しくキレイ
カーペットも上質。

スタッフさんがお話を続けながら、袋からスリッパを取り出し並べてくれます。
心遣いを感じる色違いのふかふかスリッパ。
とても便利だった長いベンチの裏には、驚きのウォークインクローゼットが。
館内用のサンダルでレストランやラウンジに行けます。

おしゃれ和モダンの落ち着ける和洋室は、内装・造作の家具・建具などが上質ですが、電化製品は強い温泉成分により5年ほどで壊れるため高級なものは置いてない、とのことでした。

リビングエリアからもバスルームからも出ることが出来るテラスからは、硫黄の香り付きで迫力のある景観を楽しめます。
ソファからでも山の緑が充分爽快な眺めです。

3名での宿泊は、畳のお部屋にお布団を敷いてもらいます。
ベッドはシーリー。

ウェットエリア

地獄谷を見ながら半身浴も出来る、広々と気持ちのいいバスルームです。
ロールスクリーンで目隠しもできます。

硫黄に弱いpiyonは、客室に入ってしばらくは軽い頭痛がしました。
1時間ほどで、慣れたのか気のせいだったのか、あっさり治りました。
白濁した気持ちのいいお湯ですが、湯あたりが怖い方は短時間にし、変色しやすい金・銀のジュエリーははずす、など注意も必要です。

一晩中ちょろちょろと温泉が出て、湯船があふれる手前で水量も水温も保たれています。
シャワーと、湯船の温度と湯量調節用のダイヤルは温泉ではありません。

湯上りにバスローブを着て直接テラスで夜風に当たることもできて気持ちいい。
テラス用スリッパも完備。

広い洗面台にNATURAL FOUNDATIONのハンドウォッシュと洗顔料。
ドライヤーはPanasonicのionity。
温泉成分ですぐに壊れるので高級ドライヤーは置けません。

バスローブはかなり重かった。

バスタオルは2枚ずつ。

トイレは独立しています。

バスアメニティ

バスアメニティは右半分に男性用、左に女性用とセットされていました。
<共通のもの>
◇歯みがきセット
◇綿棒
◇ヘアブラシ
◇ボディタオル

<男性用>
◇かみそり
◇シェービングジェル

<女性用>
◇コットン
◇シャワーキャップ
◇ヘアゴム
◇ヘアバンド
◇POLA KALAhARI のクレンジング・洗顔料・化粧水・乳液

白馬のラネージュ東館で知った、英国王室御用達のAROMATHERAPY ASSOCIATES
◇シャンプー
◇コンディショナー
◇ボディウォッシュ
◇ボディローション

白馬ラネージュ東館の宿泊記はこちらからどうぞ

デスクとミニバー

デスクから続く2段になった棚に小物をいっぱい置けてとても便利。
TVの下にセーフティボックス、冷蔵庫、ミニバー。


洗面台に拡大鏡がありましたが、老眼プレシニアのメイクには照明が暗すぎでこちらのデスクのお姫さまライト付きミラーが重宝しました。
チェストもあります。

オレンジ炭酸オランジーナ・アクエリアス・缶チューハイが揃った冷蔵庫内は無料です。

ドリップコーヒー・緑茶・紅茶がありますが、ラウンジが2ヶ所もあるのでほとんど手を付けず。

2ℓサイズのミネラルウォーターもありました。

驚愕の広さのウォークインクローゼットとナイトウェア

客室で一番驚いたのはここかも。
ホテルのクローゼットがこんなに広いウォークインクローゼットというのも珍しいのでは。
部屋です部屋。
大きな全身鏡もあります。

ネイビーの館内着は男女兼用フリーサイズ。
特別大柄な男性用にさらに大きいLサイズがあるそうです。
さらりと肌触りのよい高品質な館内着は、客室以外にもレストラン・カフェ・屋上ラウンジなどのパブリックスペースで着用できます。
バスローブは客室内のみ。

コンセント

時計の後ろにコンセント2個

強い温泉成分のため、客室の電化製品は5年ほどで(温泉が近い3階は4年ほど)壊れるそうで、高価なものはなく、USBポートもありませんでした。
そういえば入り口もカードキーではなくシリンダーキーでしたし。

コンセントはデスクやベッドサイドなど充分にありました。

夕食

メインダイニング「1917」

メインダイニング「1917」のあるレストラン棟は建て替えることなく、2000年に変えたという内装もクラシックな雰囲気の昔のまま。
2018年の全館リニューアルの際にも、外国人避暑客が開いた雲仙ならではの歴史を感じて欲しい、と創業年を冠した雲仙九州ホテルの象徴的なダイニングだけは残されました。

メインダイニングも館内着と館内用サンダルでOKで、リラックスしてお料理をいただけるというのも嬉しい配慮。
オシャレして来る方もいるのかと思ったら100%館内着着用でした。
らくちーん。

夕食の時間は、18:00~21:30の間の30分刻みです。
早い時間は混み合っているので、とのことで19:00予約のpiyonたちは、窓際の席を羨ましく見つめながらの和洋折衷のコースをいただきます。
あとから、お席に関して嬉しい配慮が待っていました。

秋牛蒡のスープ

秋が旬のまさにワイルドなごぼう香りのスープは、素材の風味を生かしシンプルにピューレにした仕立て。
美味しい!

秋の根菜と葉物野菜の前菜

地産地消のお料理が並びます。
・島原半島で採れたジャガイモをフリットにしたサワークリームがけ
・ブイヨンで煮込んだ里芋にオリーブオイルと白ゴマとピーナッツのソース
・バルサミコ酢のソースをまとったドライトマト
・燻製にした雲仙島原地鶏にわさびマヨネーズソース
・フリルレタスとトレビスのサラダはオリーブオイル・塩・アーモンド
・ルッコラは塩とオリーブオイル
・グラスは人参のすり流し
・辛味のあるツリーマスタードは料理と絡めて

長崎近海でとれた本日のお刺身

ひらめ水イカ・炙ってタレをかけたタチウオ
アオリイカを九州では水イカと呼ぶんですね。
山の上やし~と期待していませんでしたが、雲仙は山あいとは言え海も近く朝どれピッチピチの甘い鮮魚がいただけるんです。
釣りジィ三平も納得の美味しさ‼‼
シーズン的にはアコウなんですが、と赤潮が発生した橘湾の漁業関係者さんたちが大打撃を受けていることをスタッフさんは憂慮されてました。

無花果(イチジク)とブルーチーズのオーブン焼 グラスドビアンソース

挽肉とブルーチーズを中に詰めてオーブン焼きにした旬のイチジクを濃厚なソースでいただきます。
ん?パンが出て来ない。

雲仙キノコとポルチーニ茸のクリームパスタ

クリームベースのパスタ、イタリアのチーズ ペコリーノロマーノ、とのバランスが良く、キノコの香りが存分に生かされた絶妙な味わい。
麺は、南島原の素麺屋さんが手延べ素麵の手法で作っているそうです。

的鯛(マトウダイ)のフリット サワーソース

白ワインと魚の出汁がベースの酸味のあるソースと、さすがの鮮度で程よく脂が乗ったマトウダイは香り高く、マトウダイってこんなに美味しかったんや!の一皿です。

次のお料理に進む前に、窓側のお席が空いたので良かったらどうぞ、と嬉しいお申し出をいただきました。
空いた後のテーブルセッティングをしているな、朝食の準備だな、と思ってたら我々のためでした。
すごい手間ですよね。
他のテーブルのゲストも移動してました。
こんなところにもこのホテル全体に流れるホスピタリティを熱く感じました。

長崎和牛ランプの炭火焼き 赤ワインソース

佐賀牛や宮崎牛などpiyonが好きな牛肉はすべて九州産ですが、長崎牛も美味しかったのね、と教えてくれたお味で驚きました。
サシが程よく、風味も豊かで柔らかい。
牛の部位の全国の品評会で金賞を取った方が雲仙にいらっしゃるそうです。
火入れもマッシュドポテトも赤ワインソースも完璧、燻製にした黒ニンニクもお肉のアクセントに。
チーズをかけてオーブン焼きにしたナスまで抜かりナシのお味でしたが、「パンが欲しいよ~」です。
「よくそう言われます」とサービスさん微笑んでいらっしゃいましたが。

和風ごはん 野菜の雑炊 茶碗蒸し仕立て

ごはんじゃないの?茶碗蒸しだけ?と思ったら茶碗蒸しの下に雑炊が隠れているという珍しいお料理でした。
締めにふさわしくさっぱりといただきましたが、少量なので男性や若い方は満腹にはならないはず。

自家製ぶどうのシャーベット

すんごく美味しかった練乳がけのぶどうのシャーベット。
コーヒーか紅茶を選んで、満足のディナーは終了です。
奥に見えている赤いのはネックストラップタイプのルームキー。

プレシニアpiyonには、量もちょうど良く、和洋取り混ぜた料理構成も楽しく、山の上だしなぁ~とそれほど期待していなかっただけに、最後までどれも美味しく大満足なディナーでした。
サービスの方たちのお料理の説明がとても細かく、こんなに丁寧にわかりやすく親切にしていただいたのは初めての経験でした。
細やかな心遣いが出来るスタッフさんばかり。
雲仙のこと、ホテルのこと、お料理のこと、聞きたがりpiyonの多くの質問にも優しく応えてくださったソムリエさん、ありがとうございました。

朝食

洋食か和食かを選びます

朝食は、7:00~9:30の間の30分刻みで、夕食と同じメインダイニングでいただきます。

洋食と和食の選択制で、「鯖の野菜あんかけ」や「鯛と煮アサリを添えた特製ダシの卵かけごはん」などがある和食も魅力的でしたが、洋食を選択。
ゲストたちの選択比率は半々でした(piyon調べ)。
こんなんやったんや、と朝の清七地獄を眺めながら窓際でいただきます。
夕食時に見た清七地獄のライトアップは雲仙九州ホテルが行っているもので、22:00には消えてあたりは真っ暗になるそうです。

生野菜サラダ

まず飲み物を、オレンジ・りんご・ぶどうと野菜・牛乳、から選びます。
「ぶどうと野菜」のジュースがめちゃくちゃ美味しかったんですが、牛乳も頼んだのは正しいのかホントはNGなのか不明です。
「大丈夫ですよ」とおっしゃってくれた笑顔の中にほんの少しの苦笑が混じっていましたから。
野菜サラダはシャッキシャキ。

本日のスープ

甘い甘いかぼちゃのスープ。
かぼちゃそのものの美味しさがわかります。

チーズオムレツ ベーコン・トマト添え

とろとろオムレツが得意ではないpiyonも美味しく味わえたのは、硬過ぎずふわふわ過ぎずで、火入れも卵とチーズのバランスも絶妙だったから。
ソースも美味しいのに前夜に続きまた!パンがない!
洋の朝食なのにパンがない!

しかし今度は、ハッシュドビーフのご飯の横にパン、という変化球。
ホテル特製ハッシュドビーフ、と銘打っているだけあって、継ぎ足し継ぎ足し鰻のタレ製法かと思うぐらい、濃厚でコクがあり、お肉も美味しいのがゴロっ、でも朝から食べてもクドくないハッシュドビーフでした。
白ご飯はやっぱり北陸のお米が桁違いに美味しいな。
関西もそうですが、九州のお米、味が無いです。

なんと最後のデザートでも炭水化物攻めという離れ技!と驚きましたが、シナモン香るフレンチトーストは生クリームも上質で美味しゅうございました。
和と洋の料理人さんがそれぞれいらっしゃるので、デザートも和と洋で違っていました。
和と洋の両方食べられる2連泊したい!

席はとてもゆったりの広いレストランで、朝食も楽しくいただきました。
ごちそうさまでした。

曇りガラスのただの模様かと思いきや、山の稜線を形取りそれぞれの峰に名前が書いてあります。
粋で情緒のあるデザイン。

雲仙九州ホテル 喫煙室はある?

客室内はすべて禁煙ですが、全客室のテラススペースでの喫煙が可能で灰皿完備です。
昨今では珍しいこのシステム、行ってみてわかりました(たぶん)。
硫黄がたばこの悪臭を木端微塵にかき消すからだと勝手に理解するほど、テラスの匂いは強烈です。
今回は三平との宿泊のため、このホテルを選んだ大きなポイントもここでした。
三平大喜び。
屋上のラウンジの屋外にも灰皿がありました。

その他の施設

大浴場、プール、フィットネスジムはありません。
自動販売機と製氷機が宿泊棟2階エレベーターホールにあります。

雲仙九州ホテル まとめます

  • 雲仙イチのベストロケーション
  • 雲仙地獄谷を客室から眼前に望む景観は圧巻
  • ホテルの快適さと高級旅館の細やかなおもてなしを併せ持つ
  • 海も近い地産地消のお料理
  • 大人が楽しむお宿
  • 大浴場はナシ
  • 格式とホスピタリティは老舗ホテルならでは
  • 高い意識を共有しきめ細やかなサービスのスタッフさん
  • すべてにおいてレベルが高く満足度も高い
  • 全客室テラスでの喫煙可能

本当に気持ちのいい滞在が出来る雲仙九州ホテルでした。
最後にお部屋を出る際、廊下で言葉を交わした清掃のスタッフさんが最高に素晴らしく思わず「また来ますぅ」と手を振っちゃいました。
広い室内は本当に手入れが行き届いて清潔感いっぱい、ありがとうございました。

この記事が雲仙でのホテル選びの参考になればとても嬉しいです。

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