石川県白山市 松任駅近くの「純子さんち」は、予約の取れない韓国家庭料理の人気店。
昼と夜の一組ずつ貸切、というアットホームな「純子さんち」の魅力に迫ります。
2023年8月の訪問です。
純子さんち の基本情報
住所 | 〒924-0861 石川県白山市横町112 |
営業時間 | お昼のスタート 11:00~12:00 夜のスタート 18:00~19:00 お昼と夜の一組ずつ 各3名~8名のグループの完全予約制 |
定休日 | 水・木曜日 |
アクセス | JR松任駅から徒歩約8分 |
駐車場 | 3台分あり |
支払い | 現金 |
公式Instagram | https://www.instagram.com/popoko0603/ |
純子さんち はこんなお店
「純子さんち」は、店主の純子さんとアシスタントの通称ヒロシさん(女性です)があたたかく出迎えてくれる、韓国家庭料理のお店です。
約3年前にオープンするや、たちまち話題の人気店となりました。
お馴染みの韓国料理が並ぶコースは、1人¥4,000(税込)。
お昼は11:00~12:00の間で、夜は17:00~18:00の間で、希望のスタート時間を指定します。
昼と夜の一組ずつ貸切なので、小さなお子ちゃま連れさんたちも周りに気兼ねすることなく楽しく利用できます。
一組3名~8名までで、テーブルに6名まで座れます。
YouTubeやNetflix、Blu-rayも見ることが出来るので、あらゆる方面の押し活さんたちをも満足させてくれます。
続出する「純子さんち」の深~い沼にハマってしまったお客さんが次の予約をして帰るので、予約は数カ月先までいっぱい!
同じ石川県の人気店「小松弥助」や「御料理 良所」並みの人気っぷりで狭き門!!
お店に行くと、その人気の謎は解けます。
何と言っても「純子さんち」の魅力は純子さんなのです。
何度も訪れているmellmuちゃんと、そのお友達2人の「純子さんちの会」にありがたくpiyonも加えてもらった、初「純子さんち」でしたが、どんな人でも両手を広げて歓迎してくれる、お母さん(piyonよりもずっとお若いけど)のような包容力をお持ちの純子さんに会った瞬間から、その太陽のような明るさで初対面ということを忘れるほど。
どこの韓国料理店でも出てくるメニューだけど何かひと味違うお料理を、お店と言うよりもお友達のお宅におじゃましているような居心地の良い空間でいただきながら、仲間や純子さんとワイワイと楽しい時を過ごすうちに、「純子さんち」愛が深まっていく。
そんなお店です。
予約は簡単ではないけれど、タイミングによっては不可能ではないのでinstagramをチェックしてみてくださいね。
純子さんち へのアクセス
「純子さんち」は金沢市中心部から車で約30分。
金沢方面からは、右手に松任駅南出口を右に見て「松任駅前」交差点を直進します。
400mほど進んだところの角を左折すると、左手にすぐ見える2軒目のレンガのアパートの1階が「純子さんち」で、駐車場も3台分あります。
松任駅から歩くと約8分。
純子さんち のお料理
コースのお料理は¥4,000(税込)
基本の¥4,000のコースは
- サラダ
- 前菜
- チヂミ
- キムパ
- チャプチェかピビン麺のどちらか
- 選べるメイン
- さっぱりデザートと飲み物
選べるメイン
- チーズダッカルビ
ッタク =鶏 - タッカンマリ
ッタク =鶏 ハンマリ=一羽 - プデチゲ
プデ=部隊 ッチゲ=鍋料理
スパムやインスタントラーメンなど保存食を入れる鍋 - キムチチゲ
- ユッケジャン
ユク=牛肉 ケジャン=醤 - サムギョプサル
サム=3 ギョプ=層 サル=肉 - カムジャタン
カムジャ=じゃがいも タン=湯、スープ - ポッサム
ポ=包み紙や布 ッサム=包む - チムタク
ッチム=蒸す ッタク=鶏 - タットリタン
ッタク=鶏 タン=湯、スープ
トリは日本語の鶏に由来する、など諸説あり - チーズラポッキ
ラポッキ=ラーメンットッポッキを縮めたもの
ットク=餅 ポク=炒める
11種類の選べるメインは、どれも韓国のシクタン(食堂)でお馴染みのものばかり。
食いしん坊の我々は選べるメインを1品追加して、¥5,000のコースにしてもらいました。
アレルギーや苦手食材などの希望にも対応していただけます。
前菜3種とサラダ
何気ないメニューですが、韓国風冷や奴やマンドゥにかかっているタレがそれぞれとても美味しいのです。
血糖値の上昇を抑制する働きのあるエゴマ油がかかったサラダは、天日干しのお塩をゴリゴリ振ってムシャムシャいただきます。
ひね鶏がコリコリ食感のチヂミ
純子さんちのチヂミはひね鶏(親鶏)のミンチのコリコリ食感が特徴です。
聞くまで、イカゲソを食べていると思い込んでいました。
鶏が苦手な場合は、海鮮チヂミか山芋チヂミに変更してくださいます。
キムパ
キムパはキムチが入ってないあっさりタイプで、オイ(きゅうり)キムチと食べて完成するお味です。
チャプチェ
なんでこんなに美味しいの?と思わず尋ねてしまうチャプチェ。
余りにも美味しくて、これはもっといただきたかった。
でもあとのお料理も続くので結果的にはちょうどいいボリュームです。
ポッサム
ポッサムは、茹でた豚肉をキムチやニンニクなどと一緒に野菜で包んで食べる料理です。
このサムジャン(合わせ味噌)がまた抜群に美味しい!
ッサム(包む) ジャン(醤)
なんでこんなに美味しいの!?
純子さんは何でも親切に教えてくださいます。
こんな何に対してもオープンマインドなスタンスも、純子さんの大きな魅力。
柔らかくて程よく脂が抜けてちょうどいい塩梅の豚肉と、エリンギをエゴマの葉っぱとともにサニーレタスで包んでいただきます。
サムジャンが抜群に美味しく、お肉と葉っぱの味をさらに引き立てます。
締めはうどんで2度美味しいユッケジャン
1人プラス¥1,000で追加したもう一つのメインは、ユッケジャン。
ユッケジャンとは、牛肉、もやし、にら、きのこなどの入った辛い鍋料理のこと。
韓国で食べるユッケジャンは真っ赤っ赤でヒーヒー言いながら食べますが、「純子さんち」のそれは、日本人の味覚に寄せてくれたかなりマイルドな辛さです。
純子さんのユッケジャンは、闘う姿勢で臨む辛さがないので、ほっこりしみわたる美味しさなのです。
ゼンマイも投入
締めのうどんを加えて少し煮込んでから大根の浅漬けをのせた2杯目を食べると、コクは増すのにさっぱりと、また別の味わいを楽しめます。
うどんに出汁がしみ込んで美味しいのなんの。
コーヒーとデザート
マンゴーのデザートは甘ささっぱり後味すっきり。
飲み物は、コーヒーかルイボスティーを選べます。
それぞれの柄を比べて見るのも楽しいポーランドの器。
純子さんち のドリンクシステム
「純子さんち」では、有料のドリンクは提供されていないので持ち込み自由で、冷蔵庫もあります。
好きなだけ持ち込んでください!とのこと。
韓国焼酎だけは1本¥1,000でご用意があります。
ウーロン茶とミネラルウォーターはコース料金に含みます。
純子さんち まとめます
「純子さんち」は本当に居心地のいい、アットホームなお店でした。
初めて訪れてみて、気取らない空間でいただく心のこもった素朴な韓国の家庭料理をさらに美味しくする特別な調味料が純子さんなんだなぁと感じていましたが、お店を後にする頃には、こりゃメインディッシュが純子さんだ!と思うようになっていました。
予約は簡単には取れませんが、是非多くの方に明るくて元気な純子さんのパワーのおすそ分けを受け取ってほしい、そう感じた「純子さんち」でした。
純子さん、ヒロシさん、ごちそうさまでした。