オリーブベイホテル「レストラン オリーブ」の基本情報
所在地 | 〒857-2427 長崎県西海市大島町1577-8 |
TEL | 0959-34-5511 (受付 9:00~17:00) |
営業時間 | ブレックファスト 7:00~9:30 L.O.9:00 ランチ 11:30~14:30 L.O.14:00 ティータイム 14:00~16:30 L.O.16:00 ディナー 17:30~21:30 L.O.21:00 ☆ディナーの予約は前日までに |
定休日 | 年中無休 |
席数 | 76席(個室3部屋)全席禁煙 |
アクセス | 佐世保大塔ICから車で約45分 |
駐車場 | 無料駐車場あり 50台 |
開業 | 2013(平成25)年4月 |
公式サイト | https://www.olivebayhotel.co.jp/ |
「レストラン オリーブ」はオリーブベイホテル宿泊以外の一般客も利用できるレストランです。
オリーブベイホテルとは
オリーブベイホテルへのアクセス
九州本土と大島大橋で結ばれた大島へは車でのアクセスが中心になります。
- 福岡市内から車で約2時間15分
- 長崎市内から車で約1時間30分
- 長崎空港から車で約1時間15分
- ハウステンボスから車で約40分
大島造船所が存在感を放つ大島は、波も穏やかな美しい海に囲まれた風光明媚な島。
大島港からはホテルの送迎があるので、佐世保と30分でつながる高速船でのアクセスも選択肢の1つになります。
大島造船所の迎賓館としてのオリーブベイホテル
オリーブベイホテルは、船の命名引き渡し式で世界中から訪れる船主や関係者のための大島造船所の迎賓館としての顔も持っています。
温暖で水深があるなどの優れた港としての条件を持つ大島の地で昭和46年に操業を開始した大島造船所が、石油ショックなど多くの困難に直面しながらも、昭和初期には栄えていた炭鉱が昭和45年に閉山となり「造船のまち」へと変貌を遂げた大島町と共に歩んだ軌跡を、株式会社 大島造船所の公式サイト内で語られる 「大島造船所物語」 で詳しく知ることが出来ます。
胸が熱くなる壮大なストーリーは読み物としても面白く、オリーブベイホテルに興味のある方はぜひご一読いただきたいです。
追記:2023年7月17日現在 大島造船所公式サイト内の「大島造船所物語」は姿を消しています。
オリーブベイホテルの設計は隈研吾氏
それまで迎賓館としての役割を担っていた大島アイランドホテルの跡地に2013年、新たに建築されたのが、隈研吾氏設計のオリーブベイホテルです。
駐車場があるアプローチ側とは表情を変える海側は、全面ガラス張りのベイビューの客室。
海と空の青と、山の緑がほのぼのとしたこの島には不釣り合いのようにも思える建物ですが、海に浮かぶクルーズ船のようでもあり、爽やかに入り江を吹き渡る風が違和感をすーっと消してくれます。
客室32室のスモール&ラグジュアリーなホテルは波も穏やかな入り江にひっそりと、ではなく堂々とたたずんでいます。
オリーブベイホテルのアクティビティ
時間が空いて大島ドライブをしている途中で見つけて立ち寄ったオリーブベイホテル、カフェ利用できる時間ではなく、ランチタイムの11:30までお腹を空かせるためホテル周辺を散策すると、入り江には立派な桟橋がありました。
宿泊客のアクティビティとして、桟橋に停泊しているホテル専用クルーザーボートでの「クルーザープラン」が用意されています。
- 大島周辺を60分かけて周遊する大島周遊クルージング(7月・8月は運休)
- 九十九島(くじゅうくしま)を90分かけて巡る九十九島遊覧クルージング(毎週火曜日・7月・8月・11月~2月は運休)
- ホテルからクルーザーボートで20分のホテル専用ビーチでバーベキュー(7月と8月限定)
すごい!プールの他にプライベートビーチまであるんです!
喧騒を離れたこの温暖な島で非日常感を堪能できるので、首都圏などからオリーブベイホテルをメインの目的とした旅も充分に成立する、そんなホテルのようです。
遠いですけど。
オリーブベイホテルが面している入り江には、朝夕のウォーキングにちょうどいい2㎞ぐらいの遊歩道も整備されています。
レストラン オリーブ
レストラン オリーブの店内
高い天井と、青い海が目の前に広がる全面ガラスの窓が、圧倒的な開放感を生み出しています。
入った時、客は私たちしかいないのにオープンな厨房には料理人さんたちが何人もいらっしゃる。
どーいうこと?
長崎県の端っこのこの島に、ランチに訪れる人がそんなにいるの?と不思議でしたがのちに謎は解けました。
いるんです。
レストラン オリーブのランチタイムのアラカルト
何せ遅めの満腹朝食のあとで、空腹状態とは言えない我々は、とてもコース料理はいただけそうもなく、涙をのんで軽めのアラカルトをそれぞれ注文しました。
具だくさんでジューシーなアメリカンクラブハウスサンドウィッチ。
あれれ?美味しい♡
ポテトも当然ながらいつも食べてるのとはまるで違う。あたりまえですが。
あらま、たまたま通りかかっただけなのに、ランチ食べる予定じゃなかったのに、ラッキーな展開かも!
蟹の爪や帆立、海老がごろごろ入った海鮮ピラフはレモンでさっぱりといただきますが、あれ~いい感じでスパイスとハーブが効いて爽やかだけど海鮮のお出汁で深みがあってすんごく美味しい♡
piyonの人生ピラフ史上第1位のお味でした。
あらあら!長崎ちゃんぽんも美味しい♡
スープはほどよく濃厚で、あさりや野菜も新鮮しゃきしゃき。
あらら麺も美味しい。
周りのテーブルにはカトラリーやグラスが準備されていて、そんなに予約が入ってるの?もうディナーの準備?などと話していたら、優雅な雰囲気の10数名のシニアの団体さんが入って来られたのです。
日帰りバスツアーのランチがここオリーブベイホテルだったようで、コース料理を召し上がっていらっしゃいました。
ツアーの半数ぐらいいらっしゃるおひとりさま参加の方は、海に向かってセッティングされた席でおひとりずつお食事されていて、シニアになってもひとり参加でちょっと優雅なバスツアーを楽しむ方がこんなにいらっしゃるのね~と遠くない将来の参考になりました。
ランチタイムのレストランオリーブには、洋の「ランチコース」と和の「西海御膳」があり、それぞれ3,300円が2,700円になるというレディースデイが、毎週月曜日に設定されているようです(2022年10月現在)。
洋食ランチは8,000円ぐらいのコースまで3種類、アラカルトは他に長崎県産伊勢海老カレーやさいかい丼など魅惑のメニューがずらり、うーん、お腹を空かせて来たかった。残念。
しかしサンドウィッチもピラフもちゃんぽんも本当に美味しくて大満足でした。
ホテルにはレストランオリーブの他にシックなバーもありました。
大島ブランドの大島トマト
以前とても美味しいと耳にしたことがあった大島トマト。
好きでも嫌いでもないトマトジュースについて、語る言葉は持ち合わせていないpiyonですが、間違いなく今までに飲んだ中で一番美味しい、それも極上の大島トマトジュースでした。
このトマトは、原産地南米アンデス地方の乾燥した荒れ地の環境をそのまま再現して栽培する。ハウスの中で極力、水分補給を少なくするなど、作物に対して、厳しい条件を課しており、この農法は世に「スパルタ農法」、「いじめ農法」と呼ばれている。
引用 大島造船所公式サイト「大島造船所物語」より
このトマトは茎にも葉にも産毛が生えている。この産毛が、生きるために必要な水分を空気中から吸収する。それに加えて潮風に当たるのもよいと言われている。
このようにして育ったトマトは通常のものより糖度が2~3倍高く、果肉も引き締まってしっかりしている。普通のトマトは水に浮くが、このトマトは水に沈む。野菜というよりも果物の感じである。
スパルタ農法により、糖度は高く、果肉はしっかりとしているんですね。
まとめます
あるのは豊かな自然と造船所だけ、と言ってもいい大島でクルーズ船のような瀟洒な建物が異彩を放つスモール&ラグジュアリーのオリーブベイホテルの「レストラン オリーブ」は、リゾートホテルの名にふさわしい良質な料理を提供してくれることがよーくわかりました。
今回のランチでの利用はアラカルトのみでしたが、充分にその実力を知ることができました。世界のVIPも利用するホテルですから推して知るべし、ですが。
客室に居ながらにして、自然の中に身を置いているかのような気分に浸れる(のではないかとの想像も難くない)オリーブベイホテル、次は泊まるぞ!との思いを強くしたのでした。