【追記:2023年5月5日】「2023年のcafe Cove」を追記しました。
【追記:2023年5月5日】「2023年のカフェいかなてて」を追記しました。
金沢旅行に来られたら、ぜひ足をのばしてほしい能登半島。
美しい景観にあふれる能登は意外と広いので、グルメを楽しみながら車でドライブするのがおすすめです。
今回は奥能登に限定してpiyonの大好きなコースをご紹介します。
奥能登も金沢同様においしいものがいっぱいです。
金沢から能登半島へは【のと里山海道】
能登半島は日本海側の海岸線では最も突出面積が大きい半島です。
金沢から行く能登ドライブは、金沢から1時間40分ほどの「のと里山海道」の終点「のと里山空港IC」が起点となります。
「のと里山海道」は平成25年に嬉しい全線無料となり、景観の良いサービスエリア・パーキングエリアも数か所あり安心ですが、まだ片側1車線の区間が残っており全線4車線化に向け工事が進んでいます。
☆ 「のと里山海道」に ガソリンスタンドはありません ☆
夏はサルビア 春は桜が美しい【珠洲道路】
ワッフルが人気の 「iWAFFLE」
珠洲道路をさらに進むと左手にある、老舗の和菓子屋さん「いわずみ」は今、季節に応じた色とりどりのワッフルが乙女たちの心に突き刺さる 「iWAFFLE 」で人気のお店。
【イカの駅つくモール】でひとやすみ
九十九湾の小さな港に2020年6月、突如現れたイカキングがドドーンの「イカの駅つくモール」は、とにかくイカを満喫しマリンレジャーも楽しめる、今や多くの人で賑わう場所となりました。
すべてが新しいのでトイレもショップもレストランも気持ちよく利用できます。
「イカの駅つくモール」の基本情報
住所 | 〒927-0552 石川県鳳珠郡能登町字越坂18字18番1 |
TEL | 0768-74-1399 |
営業時間 | 9:30~17:00 |
定休日 | 水曜日 |
レストラン | 11:00~15:00 L.O14:30 平日のみ予約可 |
遊覧船 | 10:00~15:00 毎時0分発の計6便運航 一般:¥1,500 小人:¥800 幼児:¥400 所要時間:約40分 |
駐車場 | 大型車2台、普通車65台、バリアフリー3台 |
公式HP | https://ikanoeki.com/ |
なぜイカなの?
これでもか、というほどにイカ尽くしの「イカの駅つくモール」は、能登町小木の特産品である船凍イカや九十九湾を中心とした能登町の情報発信拠点として誕生しました。
小木のイカ漁について学べるコーナーがあり、水槽には泳ぐイカ、レストランではイカ三昧、海中が見える遊覧船に乗って九十九湾の美しい景観を楽しむこともできます。
船凍イカはショップで購入できます。
船凍イカとは
毎年6月上旬に、日本海沖の漁場を目指し、小木港から出港するイカ釣り船団は、釣りあげたいかを船内で急速冷凍し、『満載になると帰港して水揚げ→燃料や食料を積み込んでまたすぐに出港』を繰り返します。
昭和50年代に『船内一尾凍結』の技術を開発した小木の船凍イカは、鮮度も良く、獲れたての味をおいしくいただけます。
大和堆を中心とした日本海沖でのイカ釣り漁は、近年他国の違法操業の影響を受け、漁獲量は激減し厳しさを増しています。
負けるな小木!
賛否両論あったけど大人気「イカキング」
日中は、子どもも大人も楽しそうにイカと戯れていますので、イカだけを撮るのは至難。狙うならトイレのみ利用できる定休日の水曜日です。
新型ウイルス対策交付金が使われたことから、BBCやニューヨークタイムズにまで取り上げられた巨大モニュメント「イカキング」。
全国有数の水揚げを誇る能登町小木港のスルメイカをPRするために作られたモニュメントですが、観光スポットになり、コロナで遊ぶ場所を失った子どもたちがここでは青空の下、伸び伸びと遊んでいる、その姿を見るときだけでもコロナ禍の今piyonは心おだやかになれ、リアルな動きとかわいいピンク色のイカキングは充分にその役目を果たしていると思います。
賑わってるとは言え、都会みたいに「密」状態になるほどではありません。
こどもたちもみんなマスクをして、程よい距離が自然に保たれている、それが地方のいいとこなのだ!
頑張れ能登町!
小木港 とも旗まつりと小木袖キリコ祭り
イカ釣り漁獲量三大漁港に数えられる小木港は「イカの駅つくモール」から車で5分。
立山連峰がうっすらと見える、春の小木港防波堤。
三平が釣りでお世話になっているけれど、小木にはお金を落とすところがほとんどないので能登町にふるさと納税してますが、つくモールでのお買い物も少しは恩返しになるのかな。
毎年5月2日と3日に大漁と漁の安全を祈願して行われる、小木の氏神御船神社の春祭り「とも旗まつり」。
大きなのぼりと5色の吹流し、大漁旗を掲げた9隻の船が鐘や太鼓を打ち鳴らしながら小木港の湾内を駆け巡り、隊列をなして進むそのさまは壮観のひとことで、最初に見たときはこんなに見応えがあって楽しいお祭りが日本にあったのか、と感動しました。
壮観でありながら、船に乗った子どもたちが打ち鳴らす鐘や太鼓の音とおはやしのリズムは、どこかユーモラスで見る人のこころを和ませます。
何年も前のこと、とも旗まつりを見ていた京都ナンバーの旅行者のおっちゃんが「祇園まつりはスゴイと思ってたけど、こんなにおもしろい祭りがあったんやなぁ」としみじみ呟いていたのが忘れられません。
本当にそのとおりなんです。
秋は9月の「小木袖キリコまつり」。
「袖キリコ」と呼ばれる奴凧のような姿の大あんどん9基が、小木の町を練り廻り、御船神社への細い急坂を上がるクライマックスは、迫力たっぷりでまさに漁師町ならではの勇壮なお祭りです。
残念ながら2021年の小木の二つのお祭りは中止になりました。
来年の開催を心から祈っています。
長崎だけじゃない北陸にもある【軍艦島】
イカの駅つくモールから珠洲市街に向かう途中に見附海岸があります。
迫力あるその姿は高さ28m
白い岩肌は今流行りの珪藻土
珪藻土七輪は珠洲市が最大の産地
確率は高くはないですが、冬の晴れた日には軍艦島の向こうに雪をいただく立山連峰がクッキリ見える、という驚くほどの絶景に出会えることもあります。
能登グルメ① 珠洲市の讃岐うどん屋さん【うどん のんち】
開店と同時に満席になることも多い讃岐うどんのお店「のんち」
住所 | 〒927-1213 石川県珠洲市野々江町シ20-1 |
TEL | 0768-82-6105 |
アクセス | 「道の駅すずなり」から徒歩1分 |
営業時間 | 11:00~14:00 木曜日のみ 18:00から20:00 |
定休日 | 土・日・祝日 |
駐車場 | 停めやすいです |
のんちは「道の駅 すずなり」から歩いても1分、車で行ってもわかりやすい場所にあります。
「道の駅 すずなり」
2005年に廃線になったのと鉄道能登線の旧珠洲駅跡地に建てられ、プラットホームがそのまま残されていて郷愁に浸ってしまう
お店に入り自販機で食券を購入すると自動的にオーダーが入るシステムです。
清潔感あふれる店内の壁には、ほっこりイラスト付きの手書きのメニュー。
冷やしなのにカレーがある!
こちらはあったかかけうどんのメニュー。
トッピングもすべて美味しいけど舞タケ天が絶品です。
土・日・祝日が定休日なので、観光客ではなく完全に地域に向けたお店ですが、金沢ナンバーの車も多いし、地元の方を始めいろんな客層でいつもいっぱいです。
冷やしの方が、ツルツルシコシコの麺本来の味わいがわかるとは思うものの、関西風のお出汁が五臓六腑にしみわたるおいしさで、いつもあったかかけうどんを選択してしまいます。
昆布・いりこ・かつおで取ったお出汁と一晩熟成のもちもちの麺がとっても美味しいんです。
近くにあったら絶対毎週通います。
本場の香川の讃岐うどんは食べたことないけど、そこまでコシがあるわけではなく、たぶん讃岐ふう、って感じだと思われるので、もう珠洲うどん、のんちうどんでいいんじゃないかっていうぐらいわざわざここまで来て食べたいおうどんです。
器は地元の作家さんの珠洲焼。
piyonの北陸№1うどん、能登に行く度に訪れずにはいられないうどん屋さん「のんち」は、香川で修行され、過疎化が進む地元珠洲を盛り上げたいとの思いで開業されたと以前「人生の楽園」で放送されました。
シンプルナチュラルなきれいな店内。カウンターの他にテーブル席も少しあります。
まじめなご夫婦が、丁寧に営業されてる、そんな雰囲気ののんち。
永く続けて欲しいです。
能登グルメ②【二三味珈琲cafe】
言わずと知れた珈琲の名店「二三味珈琲 cafe」も、「のんち」からクルマで2、3分の場所にあります。
住所 | 〒927-1214 石川県珠洲市飯田町7-30-1 |
TEL | 0768-82-7023 |
営業時間 | 10:00~19:00 冬季は18:00 |
定休日 | 月・火 |
駐車場 | あります |
初めて二三味珈琲を口にしたとき、珈琲の素人piyonにもわかる雑味がなく喉越しスッキリのそのお味に衝撃を受けました。
テイクアウトも可能な珈琲はもちろんのこと、3種類くらいあるケーキもレベルが高いです。
以前はあったサンドイッチ系がメニューから無くなってしまったのが非常に残念。
珈琲豆を買いに来るお客さんも多く、店内はいつも賑わっていますが、珈琲の香りに包まれて落ち着く素敵なお店です。
能登グルメ③ 珠洲 狼煙の【カフェいかなてて】で衝撃のカレーに出会う
珠洲でものすごいカレーに出会ってしまいました。
その店の名は「いかなてて」。
「道の駅 狼煙」の目の前にあります。
住所 | 〒927-1441 石川県珠洲市狼煙町ヘ72 |
TEL | 0768-86-2708 |
営業時間 | 11:00~17:00 |
定休日 | 水・木(祝日は営業) |
駐車場 | 道の駅狼煙にたっぷり |
☆奥能登国際芸術祭 開催中の2021年10月24日まで12:00~16:00の時短営業中です
古民家おしゃれリノベーションパターンの「カフェいかなてて」。
ドアは2つありますが、店内はつながっています。
「いかなてて」とは奥能登弁で、「どういたしまして」という意味だそう。
天井が高く、お庭の緑も見えて開放感いっぱいのWi-Fi完備の店内は、半分カフェ、半分LPレコード屋さん。シブすぎます。
夏にはかき氷もやってるカフェで、とんでもないカレーが待っていました。
本当においしいものは、「口の中に入る直前でわかる」というのがpiyonの持論ですが、こちらはドアを開けてお店に入った瞬間にわかりました。
半端なく純度の高いスパイスの香り。余計なもの不要なものをそぎ落としたような『純』な香りです。
本格スパイスカレーなんだけど『純』です。
カレーだけじゃない、ハヤシライスも『純』で感動的なお味。
能登牛は、かたまり肉がゴロゴロ、ではなく薄切り肉がわっさわっさ入ってます。
間違いなく人生№1のハヤシライスでした。
すべてのバランスがいい。
石川県は白ごはんも美味しいしなぁ~♡
カレーはテイクアウトも出来ます。
お米は珠洲の田んぼで採れた石川県のオリジナル品種「ひゃくまん穀」。
味付けは、珠洲地域で唯一、揚げ浜式製塩を守り続けてきた角花家の塩。
以前、角花さんの塩田で購入した塩は、他との違いがハッキリとわかりました。
角花家の塩と言えば、お孫さんの「サリーナ」は金沢のナポリピッツァの名店。
こちらでは二三味珈琲もいただけるんですが、このあと「cafe Cove」に行くので我慢。
こんなお店が近所にあれば週3で通いたいです。
とりあえずカレー全種類制覇しなければ。
正直に言わせてもらって「まさかこんな場所でこんなカレーに出会えるとは!」です。
「道の駅 狼煙」にやってきたひとたちが、道路を横断し老いも若きも吸い込まれるように「いかなてて」のドアを開けます。
「知ってる人はよく知ってる」お店なんですね。
ごちそうさまでした。
能登半島最先端は絶景【狼煙の灯台】
「狼煙の灯台」 へ行くには、道の駅から「いかなてて」に向かって左右両側に上り口があり、行きは左手の方から行くことにします。
400m先 徒歩8分と書かれた看板がありますが、これには納得はできません。
舗装はされてる相当な急坂で、日陰もほとんどないので真夏はおすすめしませんし、よほどの健脚でないと8分では灯台までは行き着けません。
青い空と海、遮るものは何もなく、見渡す限りの水平線。
めちゃくちゃ気持ちのいい場所で、晴れた日には遠く佐渡島や立山連峰の絶景が望めます。
外浦と内浦との接点にあたる能登半島の最先端であるここ狼煙の灯台は、海から昇る朝日と海に沈む夕陽が同じ場所で見ることができるというロマンチックなパワースポット。
40mの崖下に見える千畳敷は満潮時に海中に姿を隠します。
東京まで302km、釜山783km、ウラジオストック722km、上海1598km。
近いような遠いような。
明治時代にイギリス人の設計により建てられた「禄剛埼灯台」(通称 狼煙の灯台)。
美しい♡
こんなに晴れていても、この日は佐渡島も立山連峰も見えませんでした。残念。
とは言え、晴れた日のこの景色。充分ここまで来た価値はあります。
禄剛埼灯台は、歴史的・文化財的な価値がある明治時代建設の現役灯台として、海上保安庁が選んだ「保存灯台」の中でも最も価値が高いAランクに格付けされている。 昭和36年の夏に訪れた俳人・山口誓子は、この旅情あふれる風景を 「ひぐらしが鳴く 奥能登のゆきどまり」と詠んだ。
帰りはもう一方の道を下ります。
距離は少しこちらの方がありますが、狼煙漁港の防波堤を眺めながらの石段の坂道は日陰もあり、piyonはこっちが歩きやすい。
能登グルメ④ 木ノ浦海岸で二三味珈琲【cafe Cove】
狼煙の灯台から車で10数分の木ノ浦海岸にある「cafe Cove」
住所 | 〒927-1446 石川県珠洲市折戸町ハ101 |
TEL | 0768-86-2663 |
営業時間 | 10:00~16:00 |
定休日 | 火・水 (冬季休業あり) |
駐車場 | あります |
珠洲出身の女性が東京の焙煎工房での修行後に、地元のこちら木ノ浦海岸にあるおじいさんの舟小屋で焙煎を始め、その後、珠洲市飯田町に「二三味珈琲cafe」をOPENします。
この二三味珈琲のオーナーさんをモデルに、珠洲でオールロケを行った永作博美さん主演の映画「さいはてにて やさしい香りと待ちながら」が、2015年に公開されました。
2016年にここ木ノ浦海岸の二三味珈琲の焙煎小屋のそばに「cafe Cove」がOPEN、映画の撮影のために建てられた「ヨダカ珈琲」は映画公開の数年後に取り壊され、今はもうその姿を見ることは出来ません。
店内が満席のときは赤いシートが印象的な椅子で海を眺めながら待ったり、密を避けてこの席でカフェオレをいただいたり、ぼーっと頭も心もやすらぐ時間です。
ここにしかない景色と、「cafe Cove」の雰囲気と、二三味さんのレベルの高い珈琲とスイーツを求めてお客さんが途切れることはありません。
ここにしかない唯一無二の癒しの「cafe Cove」。
どこまでも澄んだ青い海をずっと眺めていたい。
高台に見える「木ノ浦ビレッジ」にも行ってみたい。
迫力と情趣が共存する輪島【白米千枚田】
石川県輪島市白米町。
金沢市街からは車で2時間20分ほど。
ざっくり言うと、狼煙の灯台と輪島市街の間に白米千枚田(しろよねせんまいだ)はあります。
「道の駅 千枚田ポケットパーク」に車を停めて、すぐ下に目をやると絶景が広がっているというアクセスは抜群。
季節と天候によって景観は大きく異なり、稲の生育状態によりその表情をさまざまに変えます。
田んぼに水が引かれ始めています。
世界農業遺産「能登の里山里海」の代表的な棚田として年々注目を浴び、「日本の原風景」とも言える白米千枚田は、昔ながらの農法が今も行われています。
景観の美しさだけでなく、その景観を維持する取り組みなども高く評価されていることから世界農業遺産なんですね。
雲海に包まれる新潟県の星峠など、美しい棚田はたくさんありますが、『見下ろすと大海原と美しく整えられた千枚田』という迫力も情趣もある、ここ白米千枚田は特別な場所。
先人の知恵と汗に敬意と感謝。
田んぼのオーナー制度「マイ田んぼ」
高齢化、過疎化もあり現在お米を作っている地元農家さんはお一人のみ。
会費を払って米作りを体験できる「オーナー制度」が導入され、美しい千枚田の景観を保全・維持しています。
田んぼ1枚を借りられる「オーナー会員」(年会費2万円)、田植えなどの作業のみ参加できる「トラスト会員」(1万円)などを毎年募集しています。
オーナー制度は、耕作放棄の田を借りてオーナー田として耕作するもので、オーナー会員はお気に入りの田んぼを選び自分の標柱を建て「マイ田んぼ」(借地権、所有権は無し)とします。耕作作業は年間7回(田起こし、あぜ塗り、田植え、草刈り3回、稲刈り)ありますが、義務ではなく都合の良いときに参加していただくもので、あとの耕作管理は白米千枚田愛耕会が行います。
引用: 輪島市交流政策部観光課白米千枚田HPより
オーナー会員は、約半数が首都圏の会員であり、その他東海中部、関西、東北、沖縄の方まで千枚田の保全にご協力いただいており、会員数が年々増加しております。
当オーナー制度は、千枚田の景観の保全のみならず、地域と都市の交流、特産物販売による収入増と雇用の創出による地域活性化が図られ、また当市への観光誘客にも大きく寄与しております。
しかし、白米千枚田愛耕会の方々の高齢化も進んでおり、この担い手の確保が今後の大きな課題となっております。
稲刈りボランティアが集まり一斉に稲刈り作業が行われるのは、2021年度は9月18日。
幻想的なイルミネーション「あぜのきらめき」
白米千枚田では秋から冬の終わりにかけて、イルミネーションイベント「あぜのきらめき」が棚田の夜を彩ります。
始まった当初は、豊かな自然を思いっきり感じられる場所でなんて人工的なことを、と否定的だったpiyonも実際見てみると、ゆらゆらと揺れるように光るイルミネーションが幻想的で思わず「来てよかった~」。
ペットボトル容器に太陽光パネル・充電池・LEDを入れた『ペットボタル』は昼間の太陽光エネルギーで充電して、夜になると自動的に発光、ピンク→グリーン→ゴールド→ブルーと15分ごとに色を変え幻想的で美しい夜の風景を作り出します。
25,000個もの『ペットボタル』は『ほたるびと』と呼ばれる多くのボランティアの手により、ひとつひとつ丁寧に設置されています。
『ペットボタル』が日没から4時間点灯する「あぜのきらめき」は、21年度は、2021年10月23日(土)から2022年3月13日(日)まで実施されます。
千枚田に雪が積もると、いっそう幻想的な世界が広がりおすすめです。
輪島のフレンチ ラトリエ・ドゥ・ノト
強くおすすめしたい輪島のフレンチ ラトリエ・ドゥ・ノト は別記事で紹介しています
→こちらからどうぞ
輪島市 大沢・上大沢の【間垣の里】
目の前に日本海が広がる輪島市大沢・上大沢地区で見られる独特な町並みは、NHK「まれ」の舞台にもなりました。
この集落に来ると、奥能登の厳しい自然の中で生きる先人の苦労と知恵を思わずにはいられません。
奥能登各地に点在している間垣というのは、高さ約5mの苦竹や真竹を割ったものを隙間なく並べた垣根のこと。
引用: ほっと石川旅ネットより
冬の日本海から吹きつける季節風から家屋を守り、夏の暑い西日をさえぎるなどの効果があります。11月〜1月にかけて寒気が日本海から入り込み、強風が集落を襲うことから、毎年11月上旬頃に間垣の補修が行われます。
独特な垣根として里山の資源を最大限に利用してきたこの地区の「間垣」は、守らなけらばならない文化的景観でもあります。
漁港に沿って駐車場がありますが、のどかな漁村である小さな集落の住民の日々の大切な生活圏におじゃまするわけですから、静かに節度を守って散策させていただく必要がありますね。
追記:2023年5月5日「2023年のカフェいかなてて」
2023年、久しぶりに訪れた「カフェ いかなてて」は、美味しさはそのままに価格改定がされていました。
<チキンカレー> ¥1,100
鶏もも肉を10時間以上オリーブオイルで煮込んだパキスタン式無水調理
濃厚でほろほろ
味付けは珠洲揚浜塩のみ
<ポークヴィンダルー> ¥1,100
ワインビネガーなどの酢の酸味とスパイスの辛味が効いた酢っぱ辛いカレー
<バターチキンカレー> ¥1,000
バターと牛乳をたっぷり使ったマイルドなカレーは辛いのが苦手でもOK
<グリーンカレー> ¥1,000
青唐辛子の辛味とココナッツミルクの甘味が特徴的なタイカレー
ナンプラーの代わりに能登の伝統魚醤「いしる」を使って独特な味わいに
<能登牛のハヤシライス> ¥1,200
能登牛を贅沢に使ったハヤシライスは子どもにも好評
☆サラダ無しのミニカレー(¥400引き)もあります
☆相がけは+¥200
酢っぱ辛いポークヴィンダルーはインパクト大のクセになる味
追記:2023年5月5日 「2023年のcafe Cove」
穏やかな木ノ浦海岸の人気カフェ「cafe Cove」も変化がありました。
珠洲市在住の家具職人 辻口さんによって店内の家具が一新され、天然木の木目や質感を生かした素敵な空間に生まれ変わっていました。
眼前に広がる美しく穏やかな海を臨む席も、以前のカウンターとは違うテーブルとベンチで落ち着きます。
定番ものと季節ごとに変わるものがある「Today’s Sweets」は各¥495(税込)で、この日は
・スコーン
・ストロベリーチーズケーキ
・ブラッドオレンジのタルト
・キャロットケーキ
・珠洲の塩キャラメルプリン
・グラノーラ with 自家製ヨーグルト
魅惑のラインナップでした。
何度訪れても、心穏やかになれるロケーションとお味です。
まとめます
やっぱり広かった能登半島。
魅力がいっぱい詰まった能登を伝えきるにはまだまだ足りませんが、ひとりでも多くの方に「奥能登行ってみよう」と感じていただければ嬉しいです。