【追記：2023年6月11日】「中国料理 桃李」を追記しました。
ホテル建設ラッシュがようやく落ち着いた金沢。新幹線開業による観光客爆発的増加に伴い、こんなにホテル増えちゃって絶対に過剰供給！コロナが終息しても客室稼働率大丈夫なの？と心配になります。
2020年には北陸初の外資系ホテル「ハイアットセントリック」までできちゃってビックリでしたが、それでもやっぱり金沢でホテルと言えばまずは「ホテル日航金沢」。
開業から20年以上を経てもやはり金沢のランドマークにふさわしい格式ある質の高いサービスを提供してくれるホテルでした。
2021年5月の「ホテル日航金沢」宿泊記です。
2021年10月の「ホテル日航金沢 ニッコーフロア宿泊記」はこちら→【ホテル日航金沢】ニッコーフロア デラックスルーム宿泊記
2022年1月の「ホテル日航金沢スタイリッシュツインルーム」宿泊記はこちら→【ホテル日航金沢】お得なプランでスタイリッシュ ツインルーム宿泊記
「ホテル日航金沢」の基本情報
| 住所 | 〒920-0853 金沢市本町2-15-1 |
| TEL | 076-234-1111 |
| アクセス | 金沢駅兼六園口より徒歩3分 【北陸自動車道】 金沢東ICから約10分 金沢西ICから約15分 |
| 駐車場 | ホテル地下に駐車場あり チェックイン日の15時から チェックアウト日の12時まで One Harmony会員は |
| チェックイン | 15：00 |
| チェックアウト | 12：00 |
| 客室数 | 253室 |
| 開業 | 1994年 |
「ホテル日航金沢」へ金沢駅からのアクセス
金沢駅 兼六園口(東口）を出るとまず目に飛び込んでくるこの景色。朱色の鼓門は圧倒的な存在感で訪れた人を迎えます。piyonにとっては大阪からサンダーバードで戻ると「ふ～っ」とほっこり安心する場所。
「ホテル日航金沢」は正面の赤い鼓門をくぐると右手にそびえているので、とてもわかりやすいです。
鼓門の下をくぐって信号をひとつ渡り、右へ100mほど進むとホテルエントランスに到着。
そびえ立つ高層ビルの1階は「ポルテ金沢」という商業施設の入り口になり、駅側から向かって右の低い方のビルの1階がホテル入り口です。中がつながっている「ポルテ金沢」から入ってもホテルへ行くことは可能。
雨の多い金沢のこと、もしも雨が降っていたら金沢駅の兼六園口を出て目の前のエスカレーターで降りると傘をさす必要なく地下ルートから「ポルテ金沢」を経由してホテルへ行くことができます。上の画像は下から見上げていますがこのエスカレーターで地下へ降りてください。
車で金沢駅前の信号方向から行く場合は、エントランスを過ぎてホテルの角を左折すると車寄せの向こうに地下駐車場への入り口があります。
「ホテル日航金沢」チェックイン
上質で洗練されたセンスの良いインテリアデザインのロビー大好きです。広々というわけではないけれどアートに彩られたこの空間に来ると、やっぱり金沢では日航が№1だと実感するのです。
ヨーロピアンというかアラビアンというか、とにかくエキゾチックな雰囲気で、でもケバさはなく落ち着いています。
たしかここはウェディングのロビーチャペルにもなるスペース。
古代ローマ？ギリシャ？の神殿を思わせる柱があったり、奥には噴水と螺旋階段があり中央のデコレーションも度々変わります。
チェックインカウンターのスタッフさんは親切＆丁寧な接客。
フロアによってコンセプトが異なる「ホテル日航金沢」の客室
17階から28階が客室。
ミドルフロアにあるコンフォートフロアはちょっと古めかしいクラシックな感じの廊下です。
◇27階の最上級ニッコーフロアは
全客室において、バス、トイレ、洗面が独立しレインシャワー、ゆったりとしたバスタブを完備し快適なバスタイムをお楽しみいただけます。アメニティにおいても最上級フロアにふさわしくロクシタン製のバスアメニティ(ヘアシャンプー、ヘアコンディショナー、シャワージェル、ソープ)を採用。他にも全室タブレットにて電動カーテン、照明、空調などを操作頂けます。
引用元： 「ホテル日航金沢」HPより
◇26階、28階はリュクスフロア
◇２０～25階のミドルフロアはコンフォートフロア
◇17階～19階は金澤STYLISHがコンセプトのスタイリッシュフロア
コンフォートフロアのダブルルーム
「コンフォートダブルベッド」のメインルーム
今回は1人での宿泊、チェックインも遅いので一番安いコンフォートダブルベッド22㎡というお部屋です。
昔ながらのって感じはありますが、上質で落ち着きがあります。
ダブルベッドルームは1人での宿泊でもグラスやコンプリメンタリーのミネラルウォーターは2人分。
クローゼットの扉がpiyon必須の全身鏡、スリッパは使い捨てタイプ。
セキュリティBOXもここにあります。
ウェットエリア
最も安いコンフォートダブル の部屋はバス・トイレ・洗面が一緒の3点同居のユニットバス。コンフォートでもツインルーム（31㎡）のバスルームはセパレートタイプです。
シャワーの水圧は問題なし。
アメニティはタルゴジャポン。ホテルで時々見かけるタルゴの製品は、タラソテラピーを最も有効に応用してるそうです。
「時短ドライ大風量」と書かれたTESCOMのドライヤー。今まで泊まったお宿の中で断トツの風量でした！
客室から見えるコロナ禍の「鼓門」は地味だった
「ホテル日航金沢」の客室は廊下をはさんで、海側と兼六園側にわかれます。29階・30階のレストランフロアから初めて兼六園側を見たときは、都会では見ることは出来ない、遮るものが何もない、唯一の高層ビルから見る白山山系の山々と眼下に広がる城下町の眺望に、圧倒され言葉を失うほどでした。
冬の晴れた日には立山連峰がこんなに近くに見えるのかと驚くぐらい壮観な姿を見せてくれます。
コロナ前に見た、ライトアップされた金沢駅の「鼓門」がとてもキレイだった印象がある海側の部屋に今回アサインされましたが
ぎゃー！鼓門が地味！金沢駅全体が暗い！
「石川県緊急事態宣言」が発令されていた時であり普通に考えりゃ「そりゃそうだ」であります。がっかり、そして納得。
コロナ前の「鼓門」は、日没から午前0時までの間、正時（00分）ごとに2分間、『加賀五彩』をイメージした光でライトアップ。
加賀五彩とは、主に加賀友禅で用いられる金沢の伝統的な色で、臙脂（えんじ）・藍・黄土・草・古代紫の5つの深い色が特徴です。
引用元： 金沢インフォグラフィックスさんのHPより
月曜：えんじ、火曜：藍、水曜：草、木曜：黄土、金曜：古代紫、そして土・日・祝日は5色それぞれで2分間ずつ彩られていました。また見られる日が待ち遠しい。
鼓門を駅のホーム側から見上げると、やはり堂々として荘厳♡
翌日早朝の海側は曇り空。中央右寄りに似たようなビルが2つ並んでいるところ、左がハイアットセントリック金沢、右に滞在型のハイアットハウスとマンションが入ってます。
真ん中の白い中層ビルがホテル「ヴィアイン金沢」、左端の白いホテルは「アパホテル」。
上から見るとよくわかる金沢駅の曲線を描く『もてなしドーム』は、雨も雪もよく降る金沢で「駅を降りた人に傘を差し出す、もてなしの心」を表しています。
使用されているガラスは3,000枚以上で、通るたびに、大きな地震が来たらどうなるのかと思っていました。今回調べてみると、もてなしドームについて詳しく書かれた『アルミ建築探訪』があり、勝手に要約すると「地震の問題は最新技術によりクリアしたので大丈夫」（要約し過ぎ）でpiyonの心配は杞憂に終わりました。
2011年にはアメリカの旅行雑誌「トラベル＆レジャー」が、世界で最も美しい駅14選の6位に選出したことからたくさんの観光客を集める鼓門周辺は、コロナ前はそれはそれはスゴい光景でした。
あの「鈴なり」状態だった頃は発したこともなかった『密』という言葉がぴったりな。
日本料理「弁慶」のある6階から見るもてなしドームと鼓門はこんな感じ。
チェックアウトの頃には雲が晴れてきました。
休日の朝7：30に撮影した「鼓門」です
午後は逆光気味になるので昼間の「鼓門」の撮影は午前中がおすすめ
ライトアップされた夜も素敵です
「ホテル日航金沢」日本料理『弁慶』で和朝食
朝食ビュッフェで人気の2階の「ザ・ガーデンハウス」の営業は休止、6階の日本料理「弁慶」での和朝食のみでした。
10年以上前の転勤して来た時、金沢一日目の朝食がここ弁慶で、それ以来だったので懐かしい～？ん？あれ？全然違う。
2020年3月にリノベーションを終えて、より格式ある和の雰囲気にガラリと姿を変えていました。
しかし、早めの時間、7時だったからかもしれませんが広い弁慶にこの時間いたのは私ともう一組だけ。寂しい限りだし申し訳ない気持ちにもなります。
「和朝食御膳」は、ごはんかお粥か、のみ選択制。連泊の場合はメニューのご配慮いただけるようですが申告制ですね。
うわっ朝からすごいです。2段のお重ですよ。
めっちゃ美味しかったです。さすが「ホテル日航金沢」。素材もいいしお味付も上品で言うことなしです。香り高いお味噌汁のお出汁も感動のお味。やっぱ日航ホテル違うわぁ、と食べながら何度も思いました。
沖漬けのホタルイカちゃんまでありました。朝から品数も多く丁寧なお料理をいただくことができて大満足です。ごちそうさまでした。本当に美味しかったです。
ドリンクだけは「ご自由に」とドリンクバーのようなものがありコーヒーをテイクアウトしてお部屋でいただきます。
「ホテル日航金沢」のチェックアウトタイムは12：00♪
「ホテル日航金沢」に喫煙室はあるの？あります
「ホテル日航金沢」は20Fの客室が喫煙可能ルーム。
他に1Fロビーフロアに喫煙所があります。
「ホテル日航金沢」1階ロビーラウンジ『ファウンテン』
優雅なティータイム
1階にあるロビーラウンジ＆ペストリーブティック「ファウンテン」のご紹介です。ここもヨーロピアン？な優雅な空間でお気に入り。ソファーやテーブル、クッションも上質で素敵です。
2021年1月に訪れたときの写真です。この席で1人ゆっくりと窓の外を行き交う人を眺めながらのティータイムは、ほっこり度200％。高級感があるけど自宅のリビングのようにくつろげるって感じで、たっぷりサイズのカフェオレも嬉しいし 「ファウンテン」 の紅茶はロンネフェルト。
「ファウンテン」のアフタヌーンティ
若い女性の間で(昔はアフタヌーンティと言えばマダムの特権のようだった）今大人気、SNSを華かに彩っているアフタヌーンティは「ファウンテン」でもいただけます。
内容は月替わりで2人でシェアすることも可能です。
「ホテル日航金沢」HPによると、「ファウンテン」のアフタヌーンティは◇お1人様￥3,000（税金・サービス料込み）
◇1人 ￥4,300 (2023年6月の価格です）
◇11：30～17：00（L.O）
☆ロンネフェルトティーはお代わりはもちろんのこと茶葉の交換も可能だそうです☆
お客さんが多くても全くザワザワしていません。
接客も丁寧で親切にお声がけいただけます。一歩足を踏み入れた瞬間に、ガラッと変わる雰囲気は金沢のカフェでは随一。
追記：2023年6月11日 「中国料理 桃李」
見晴らしのいい29階にある桃李
ホテル日航金沢29階の中国料理 桃李もおすすめのレストランです。
10年以上に渡り何度も訪れていますが、料理長が変わるタイミングなのか「ん？今日はお味が……」と感じたのは1度だけ。
金沢の中華ではトップクラスの安定した美味しさで、雰囲気も良く人気のレストランなので、予約するのが安心です。
平日のランチで伺ったこの日も、満席でした。
空気が澄んだ晴れた日には立山連峰も望めます。
桃李のコース料理
2023年6月時点のお料理です
ランチおすすめは
土日祝日限定！オーダーランチバイキング
1人 ￥4,000 小学生 ￥2,000
◇未就学児・小学生未満のこどもは無料（大人2名以上）
◇11：30～14：00
その他￥2,500 ￥3,700 ￥5,200などのランチコースがあります
ディナーおすすめは
オーダーバイキングみんなで食べチャイナ！
1人 ￥6,600 小学生￥3,300（小学生2023年6月土日限定 ￥500）
◇未就学児・小学生未満のこどもは無料（大人2名以上）
◇平日の利用は前日までの予約のみ
◇17：30～21：00
3人でアラカルト
この日は3人だったので、好きなお料理だけを食べようということでコースではなくアラカルトにしました。
彩り野菜の炒め
お野菜しゃっきしゃきの絶妙な火入れ。
小籠包
欲求が勝ち写真が無残な結果になった小籠包は、4個ありました。
超美味のスープが流れ出る心配不要の受け皿付き。
美味しい♡
海老の甘辛炒め
ぷりっぷりの海老としゃっきしゃき野菜が、スパイシーでコクのある甘辛あんといい感じで絡んでます。
牛肉ピーマンの炒め
青椒肉絲は美味しくてお箸が止まりません。
蟹肉と豆腐の煮込み
蟹の旨味が溶け出した餡と豆腐が渾然一体となって、やさし～い味わいです。
葱とチャーシューそば
深い味わいのスープとお野菜で、さっぱりといくらでもいただけちゃう美味しさ。
五目炒飯
アスパラ・海老・チャーシューがぜいたくにゴロゴロ入った炒飯が美味しくないわけありません。
柔らか杏仁豆腐
濃厚ながら甘さは控えめさっぱりと、〆にふさわしい杏仁豆腐でした。
3人でアラカルト8品でちょうどいいボリューム。
コースよりは割高ですが、すべて大満足のお味でした。
金沢の街を一望できる落ち着きのある空間でいただく桃李のお料理、ごちそうさまでした。
「ホテル日航金沢」まとめます
久しぶりの「ホテル日航金沢」は、変わらない落ち着いたホスピタリティを感じることができ、新しいホテルがたくさんできた今も成熟したその魅力は金沢のランドマークとして輝きを放っていました。スタッフの方々はどの場面でもとても親切＆丁寧。
金沢駅を起点に便利なバスを乗りこなして、1泊でも充分金沢を楽しむことができる「ホテル日航金沢」は観光客さんには特におすすめです。
観光旅行のホテル選びに欠かせない立地。ここなら荷物を預かってもらって新幹線やサンダーバードの時間までたっぷり観光できますしね。
感染対策で大変な中ありがとうございました。
この記事が金沢観光のプランニングの参考になれば幸いです。
