今回は、饂飩鍋と釜ごはんの「福わ家」に続いて、またまた金沢旅行の定番 海鮮モノ とは遠~い、『ピザを食べたくなったら絶対ここ!』と足が向く PIZZERIA SALINA ピッツェリア サリーナさんと、ピザを食べてから街歩きできる せせらぎ通り と 長町武家屋敷跡 のご紹介です。
「地元で愛される 金沢観光おすすめグルメ うどん鍋と釜ごはんの【福わ家】」の記事は→コチラから
「ピッツェリア サリーナ」の基本情報
住所 | 〒920-0961 石川県金沢市香林坊2丁目12-39 |
TEL | 076-255-3546 予約はディナーのみ |
営業時間 | 平日 11:30~15:00 17:30~22:00 土曜 11:00~15:00 17:30~22:00 日曜 11:00~15:00 17:30~21:30 L.Oは閉店30分前 |
定休日 | 木曜日 月1回不定休 |
駐車場 | なし |
クレジットカード | 利用可 |
公式サイト | https://salina272.com/ |
「ピッツェリア サリーナ」へのアクセス
ピッツェリア サリーナ は、金沢のまちなか 香林坊 のメインストリートと、鞍月用水が静かに流れるせせらぎ通りにはさまれた小路にあります。
ざっくり言うと日銀の裏です。
観光スポット 長町武家屋敷跡 や ステンドグラスの神門が神秘的な 尾山神社 から歩いて5分ほど。
香林坊 から 近江町市場 がある 武蔵が辻 の間に林立するホテルからも徒歩圏です。
<金沢駅からバスでのアクセス>
①「金沢駅東口」(鼓門があるのが東口)7~11番乗り場からバスに乗車
②「香林坊」で下車
③バスを降りたところにあるのがデパート「香林坊 大和」で、横断歩道を渡って、向かいにある 金沢東急ホテル と 日銀 の間の道を入る
④一つ目を右に折れるとすぐにかわいい緑色の壁のお店が見えます。
「ピッツェリア サリーナ」はこんなお店
「真のナポリピッツァ協会」認定店
壁にかかっているのは、ナポリに本部があるイタリア政府公認「真のナポリピッツァ協会」に272番目に認定されたという証。
古くから伝わるナポリピッツァ職人の技術の再評価と継承を目的とした「真のナポリピッツァ協会」が定めた条件をすべて満たして、正真正銘のナポリピッツァ を提供していると認められたお店は世界に500店舗以上、そのうち日本には80店舗あるそうです。
意外に多いな
ま、美味しい ピッツェリア が日本にも増えている、ということですね。
国内の別の認定店で食べたこともありますが、サリーナほどの感動はなく、ふつうに美味しいという感じでした。
ま、認定店とは言えいろんなピッツェリアがあるってことで。
協会が定める条件とは
- 生地の材料は、小麦粉・水・酵母・塩 のみであること
- 生地は手だけで伸ばすこと
- 窯の床面に直に置いて焼くこと
- 窯の材料は、薪もしくは木くずに限る
などいくつかの項目があります
「ピッツェリア サリーナ」のこだわりの素材「塩」
能登半島の最北端に位置する珠洲市。
海沿いの国道249号線を走ると見える塩田のひとつに、日本最古の塩田法「能登の揚げ浜式製塩の技術」を江戸時代から守り続けている 角花家の塩田 があります。
朝ドラ「まれ」の塩田シーンの撮影もここで行われました。
ピッツェリア サリーナ の店主さんが、角花家の「塩士」 角花菊太郎さんをお祖父さんに持つことから、お店の名前の由来ともなり、ピッツァの生地に使われている塩が抜群に美味しい理由なのです。
以前角花家の塩田を訪ね、生産量が少ない角花家の塩を買うことができました。
「ピッツェリア サリーナ」でピザを食べる
「ピッツェリア サリーナ」のお料理
入り口すぐの場所にドーンと薪窯がある1階では店主さんがピッツァを焼いていて、奥に大人数で利用できる席がありますが、コロナ禍の現在は2階席のみで営業されているようです。
2階への階段を上がります
いつもお客さんで埋まっている客席は、テーブルごとにアクリルパネルが設置されていてちょっと安心です。
夜は予約可能なので、ほとんどのテーブルに「予約席」のプレートがある、ということも。
生地そのものを深くシンプルに味わいたいので、いつも注文するのは マルゲリータ。
「塩」ともちもち感がたまりません。
イタリア北部のふちまで薄ーいカリカリのサクサク生地ではなく、ナポリピッツァは外側にふちがもっちりあるタイプです。
生地はもちもち、ふちがふっくらで焦げもちょうどよい焼き加減。
トマトソースの酸味とモッツァレラのうま味とコクが、生地と混然一体となって脳を激しく刺激してくれます。
SとMの2サイズあり、少食女性はSサイズ、それ以外の方はMサイズでいいと思われます。
以前のような大食いはできなくなった哀しいプレシニアのpiyonはMサイズを注文して、同じくMサイズの三平に一切れ食べてもらう、でちょうどいい感じです。
ピッツァの種類は豊富、スモークモッツァレラやアンチョビなどのトッピングもいろいろ
「ポテトサラダと自家製ロースハム」は
ゆで玉子とポテトがごろっごろっと豪快なポテトサラダがハムの下に隠れています
ソーセージとチーマディラーパのソテー
イタリア語で「カブの先端」という意味で日本の菜の花にあたる、ちょっとほろ苦いCima di Rapa
雪が積もった日に訪れたときは、サービスでティラミスをいただきましたが、ちょっと苦手なスポンジの水分が多いタイプでした。
塩ソフトクリーム、カタラーナ、リコッタとヘーゼルナッツのケーキ、などのデザートもあるピッツェリア サリーナ、数年前にせせらぎ通りに移転する前の金沢市窪にお店があった頃は、ガトーショコラがお気に入りでしたが、今はメニューにその名を見ることはできません。
残念。
さらに非常に美味しかったパスタも移転後はメニューから消えてしまったのが非常に残念。
お会計は1階です。
平日のランチセット
平日のランチタイムは、好きなピッツァにプラスできるちょっとオトクなセットがあります
A ドリンクセット + 275円
B ミネストローネセット + 385円
C サラダ・ドリンクセット + 495円
D ドリンク・デザートセット + 605円
平日ランチセットのサラダ
ミネストローネとピザのセットはあるけどドリンク&ミネストローネとピザのセットはないので、SALINAのミネストローネファンのpiyonは単品でドリンク追加です。
ランチタイムは女性はピザSサイズでいい感じ。
せせらぎ通りでジェラート「gelateria RITORTA」ジェラテリア リトルタ
鞍月用水 がさらさらと静かに流れる せせらぎ通り は、カフェ、ブティック、飲食店、雑貨屋さんなど個性的でおしゃれなお店が軒を連ねる楽しい散歩道です。
鞍月用水にかかる小さな橋がいくつも連なり、ヨーロッパのどこかの街の裏通りのような雰囲気もあり、街灯もそれっぽい。
住所 | 金沢市香林坊2-12-15 |
営業時間 | 12:00~19:00 |
定休日 | 火曜日 |
駐車場 | なし |
公式サイト | https://gelateriaritorta.myshopify.com/ |
PIZZERIA SALINA からすぐのせせらぎ通りに出て、鞍月用水を右手に見ながら少し歩くと右側にある「gelateria RITORTA」ジェラテリア リトルタは、お喋りしながら歩いていたら通り過ぎてしまいそうな小さなお店ですが
迷うのも楽しいバリエーション豊かな季節のジェラートたちが迎えてくれます。
鮮度保持のためでしょう、金属製の容器のフタは閉まっていて選ぶときにフレーバーそれぞれを見ることは出来ません。
素材の良さを感じるジェラートはミルク・チョコレート・ピスタチオなどの定番フレーバーの他に、季節限定の旬の味もいろいろ楽しめます。
オーナーさんのセンスを感じるイートインできるかわいい店内
なめらか~で、やさし~い甘さで、金沢の街歩きに疲れたときにピッタリの心も身体もいやされるジェラートはどれを選んでも全部おいしい!
おすすめのカフェやSHOPがたくさんある せせらぎ通り。
ぜひ歩いてみてくださいね。
「長町武家屋敷跡」 で藩政時代に思いを馳せる
長町武家屋敷跡 を歩く
鞍月用水 を右に見てせせらぎ通りから左に入るとそこはもう 長町武家屋敷跡 です。
今も藩政時代と変わらない景観が保存されているこの地区は、すべて中級武士のお屋敷でした。
その堂々たる構えのお屋敷の、今もなお美しい土塀と石畳の路が作り出す独特な街並みは趣があり、タイムスリップしたかのような感覚をも覚える、城下町金沢を代表する観光スポットです。
せせらぎ通り に隣接しているので、ぜひここまで足を延ばしてください。
長町地区を流れるのは 大野庄用水。
この流れもまた、街並みの風情に彩りを添えています。
物資の運搬や、防火、融雪などの多目的な用水であり、今の金沢港から木材を運ぶなど金沢城築城にも大きな役目を担いました。
今もお屋敷の水やりや庭園を流れる曲水として利用されています。
お屋敷の土塀も冬にはこのように変身します。
雪から守るための「こも掛け」は兼六園などの「雪吊り」と並んで金沢の冬の風物詩として3月中旬まで見ることができます。
長い土塀のお屋敷から出てきた藩士が、この道をお城まで通う姿が目に浮かぶようです
12月に入ると、金沢に本格的な冬の到来を告げる「こも掛け」の作業が始まり、水分を多く含む雪が降る金沢ならではの、風情あるフォトジェニックな冬の行事のひとつとして人気を集めています。
よく見ると伝統の職人技ですね。美しい。
「こも掛け」を見られるのは「こも外し」作業が行われる3月中旬までですのでお見逃しなく
オーナーさんのセンスが光る、上質な器のセレクトショップ「本田屋食器店」も街の景観に溶け込んでいます
土塀に紅葉が映えて大野庄用水を照らす秋の長町界隈もおすすめです
長町の「MORON CAFE」モランカフェでひとやすみ
大野庄用水 を右手に見ながら用水に沿った道を歩くと、左手に見えてくるのが 「MORON CAFE」モランカフェ。
長町には町家をリノベーションして当時の雰囲気を残しながら営業しているカフェや飲食店がありますが、診療所を改装したというこちらは他とは一線を画す、海外にありそうなヴィンテージの香りも漂うおしゃれなカフェでインテリアがとっても素敵。
住所 | 金沢市長町2-4-35 |
TEL | 076-254-5681 |
営業時間 | 平日 11:00~17:00 土・日・祝 9:00~18:00 |
定休日 | 火曜日 |
駐車場 | 2台 |
公式サイト | https://moroncafe.stores.jp/ |
スタッフさんは親切で、開放感のある店内では、豊富なドリンクメニューと、オーガニック食材で作るマフィンなどの焼き菓子や、カレーなどのフードメニューもいただけます。
ヴィンテージ家具や雑貨、植物も販売されてます。
2階はお洋服屋さん。
「ピッツェリア サリーナ」まとめます
郊外にあった移転前のお店は駐車場完備だった、という意味で使い勝手は悪くなったものの、ピザを食べるならやっぱりここしかない!と思う ピッツェリア サリーナ さん。
piyonが知る限り、日本で一番好きなピッツァを食べさせてくれるお店です。
香林坊でバスを降りてピザを食べてせせらぎ通り から 長町武家屋敷跡 を歩いても疲れない距離ですので、金沢観光に来られたら、ぜひたくさんフォトジェニックなスポットを見つけて楽しんでくださいね。